乳酸菌で免疫力を高める腸内環境の整え方
TVや雑誌でダイエットや健康維持に役立つとたびたび取り上げられる「乳酸菌」
さまざまなメーカーから乳酸菌の入った食品やサプリが発売されています。乳酸菌は腸内環境に関わっており、腸の状態は全身の健康に大きな影響があることが分かっています。
腸内環境を整える善玉菌の1つが乳酸菌
乳酸菌は3種類あり、全部で100万個ほど存在しています。
善玉菌と悪玉菌のバランスが保たれていると腸内環境が良いとされ、全身の健康につながるといわれています。
TVや雑誌などで取り上げられる「乳酸菌」は腸内細菌の善玉菌と呼ばれるものの一種で、
糖をエサとし、乳酸という物質を作り出す微生物を指します。
乳酸を増やすことで悪玉菌の繁殖を抑える効果がみられます。
悪玉菌が増えるとどうなるの?
腸内に悪玉菌が増えると肌荒れや口内炎をはじめ風邪を引きやすくなるなどの症状が見られるようになります。
便秘になりやすくなるため、おならや口臭などの臭いがきつくなることも。
悪玉菌が増えることで腸の消化力が低下し栄養の吸収力が悪くなるため、さらに悪玉菌が増えるといった悪循環につながります。
悪玉菌を増殖させる原因はストレスや睡眠不足や偏った食生活
悪玉菌のエサはタンパク質や脂肪で、肉類や脂っこい食事やお酒の摂りすぎは悪玉菌を増殖させしまいます。
また、睡眠不足やストレスの多い生活も悪玉菌を増殖させるといわれています。
過度な飲酒などの暴飲暴食、不規則な食生活は糖尿病や生活習慣病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めることになります。
身体の免疫力も下げてしまい、アレルギー反応が起こりやすくなる、がんにつながる可能性が高まります。
悪玉菌の増殖は身体の状態を悪くさせてしまうため、何か身体の異変に気づいたときには悪玉菌が増えているのかなと考えてみても良いでしょう。
腸内環境を整え免疫力を高める善玉菌
悪玉菌の増殖を抑え免疫力の低下を防ぐには、乳酸菌に含まれる善玉菌の割合を増やし腸内環境を整えることが大切です。
腸内環境が整うことで便秘・下痢になりにくい身体になります。
便秘・下痢による気持ちの落ち込みや辛い腹痛は食欲不振にもつながるだけでなく、体内で使うエネルギーの回転効率が落ち、体内の不要な脂肪が燃えにくくなります。
太りにくい身体にはこの不要な脂肪を効率よく燃焼させることが大切だといわれています。
便秘を解消すれば体内エネルギーの回転効率を上げ、常に身体の不要なものを燃やしてくれるのです。
また、免疫力が上がると細菌やウイルス、花粉などのアレルギーから身体を守る働きが活発になります。
身体は私たちの気づかない間に沢山の細菌やウイルス、花粉などのアレルゲンなどと日々戦ってくれています。免疫力を保つことは健康維持に必要な要素といえるでしょう
乳酸菌はどんな食品に多く含まれているの?
善玉菌を増やすために乳酸菌が多く含まれる食品を積極的に摂りましょう。
乳酸菌が多く含まれている食品にヨーグルトをはじめとする乳酸菌飲料・カマンベールチーズやモッツラレチーズなどのナチュラルチーズや納豆、漬物、キムチ、ぬか漬けなどがあります。
いわゆる、いわゆる発酵という工程を挟んだ食品が主となります。
乳酸菌は消化の過程で活力をなくしてしまったり、腸内に届いても定住する可能性が低いとされており、毎日摂取すると良いといわれています。
ただし、ヨーグルトやチーズ、発酵食品には脂質や塩分が高い食品が多く、ヨーグルトやチーズは脂質が気になるところです。
健康のため毎日同じ食品ばかりだと栄養素に偏りが出てしまうため、日々の食卓にはこれらの食品以外にもさまざまな食品を取り入れましょう。
糖質や食物繊維の多い野菜や果物、大豆製品などと一緒に摂ると、菌が活性化しやすくなりより効果的です。
発酵発芽玄米は主食として献立に組み込めば、手軽に乳酸菌を簡単に取り入れられます。毎日の献立に加えてみてはいかかがでしょうか。
日々の食事などで上手に乳酸菌を取り入れて
お酒の飲みすぎや油っこい食べ物など偏った食事、ストレスの多い生活は腸内の悪玉菌が増殖し、身体の免疫力を低下させる原因になります。
免疫力の低下は肌荒れや便秘、風邪や生活習慣病などさまざまなリスクにつながります。
毎日の食事に善玉菌である乳酸菌が含まれているヨーグルトやチーズ、漬物などの発酵食品を上手に取り入れましょう。
また、糖質や食物繊維が含まれる野菜や果物、玄米、大豆製品などで菌を活性化させながら、効率よく腸内環境を良くすれば健康的な生活が送れます。
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