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【げんまるくんの豆知識】お米の種類

げんまるくんの豆知識 2025.05.01

【げんまるくんの豆知識】2025年5月号

お米の種類【げんまるくんの豆知識】2025年5月号

 私たちが一般的に食べているごはんは、白米(精白米)と呼ばれるお米です。

 田んぼから刈り取り収穫された稲は、籾が脱穀によって稲穂から分離され、さらに籾すりによって籾殻が取り除かれることによって玄米になります。この状態では、お米は糠によって覆われ、さらに胚芽が付いていて、精白米とは少し違う見た目です。

 糠や胚芽の付いたままの玄米や、玄米を浸水しわずかに発芽させた発芽玄米、糠だけを取り除き胚芽を残した胚芽米、糠や胚芽を一部残した分づき米なども近年多く販売されています。精白米に比べて栄養価の高い玄米や発芽玄米、胚芽米や分づき米ですが、糠や胚芽の付いた状態だと食味や食感、さらに消化がよくないといわれることから、糠と胚芽を取り除く精米が行われ、一般的な精白米──白米になります。

 浸水時間がほとんどいらず(近年の炊飯器では不要の機種も多くあります)、芯も残りにくい白米を炊いたごはんは、食感がよく、美味しく、消化にも優しい食事として広く知られています。そして味が優しく、主食として副食料理にもよく合うことで「おいしいごはんがあれば、おかずはいらない」といわれるほどです。

 一方で、玄米や発芽玄米、分づき米は、表面を覆う硬い糠層と食物繊維が水分の吸収を妨げ、そのまま炊飯すると硬く芯が残るため、美味しくいただくには炊飯前に2~6時間もの浸水時間が必要だといわれています。現代では美味しく炊飯する技術・手法も多くありますが、それでもまだ手が掛かることがこれらの健康食の大きなハードルとなっています。

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